Mac で Claude Desktop を複数起動する方法
Mac では、専用のデータフォルダを使う 2 つ目の Claude Desktop を起動すれば、Claude Desktop を複数起動できます。これはコミュニティで共有されている回避策で、Anthropic が案内している機能ではありません。動作はしますが、使いにくい点もあります。このガイドでは、使うコマンド、起きやすい問題、そしてプロファイル管理アプリで同じことを行う方法を紹介します。
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Claude Desktop のプロファイルを管理する独立系アプリ、Switch によるガイドです。Switch は正式リリース前の早期アクセス期間中です。
複数起動に専用のデータフォルダが必要な理由
Claude Desktop は、サインイン情報、チャット、設定をユーザーのライブラリ内のデータフォルダに保存します。アプリをもう一度開いても、macOS は新しく起動せず、実行中のアプリを前面に出すだけです。仮に同じフォルダで 2 つ目を強制的に起動できたとしても、表示されるのは同じアカウントです。
この回避策では、2 つ目のアプリに別のフォルダを使わせます。専用のフォルダがあれば 2 つ目はサインアウトした状態で起動するので、1 つ目を動かしたまま、そこで別のアカウントにサインインできます。
よく使われるコマンド
一般に共有されている方法は、次のようなターミナル(Terminal)のコマンドです。
open -n -a "Claude" --args --user-data-dir="$HOME/Library/Application Support/Claude-Work"各部分の意味は次のとおりです。
open -nは、アプリがすでに起動していても新しいインスタンスを開くよう macOS に指示します。-a "Claude"はアプリ名を指定します。--argsは、それ以降のすべてをアプリ自体に渡します。--user-data-dir=...は、そのアプリに別のフォルダを使わせます。アカウントごとに別のフォルダ名を使ってください。
これは Anthropic の機能ではないため、アップデート後に予告なく使えなくなる可能性があります。Anthropic がサポートしているのは、Claude Desktop のインストールで説明されている標準のインストール方法で、最後にアカウントでサインインして完了します。
起きやすい問題
- どれも見た目が同じ。どのインスタンスもアプリ名と Dock アイコンが同じです。2 つや 3 つ起動していると、どれがどのアカウントか確かめるには、ウィンドウを 1 つずつ開くしかありません。
- サインインが別のウィンドウで完了する。Claude のサインインはブラウザで完了し、ブラウザはその結果を macOS が選んだ Claude のウィンドウに返します。多くの場合、それはすでに開いていたほうです。その結果、2 つ目のアカウントが 1 つ目のアプリにサインインしてしまうことがあります。この問題が起きる理由と対処法をご覧ください。
- 毎回やり直しが必要。コマンドの効果はその起動のあいだだけです。再起動したりアプリを終了したりしたら、ターミナルか、どこかに保存しておいたスクリプトから、もう一度実行する必要があります。
- 特定のアカウントに直接移動できない。Command + Tab ではアプリごとに Claude のアイコンが表示されますが、どれも同じなので見分けがつきません。
手動の方法を使いやすくするコツ
この回避策を使い続ける場合は、次の習慣が役立ちます。
- 各データフォルダには
Claude-WorkやClaude-Personalのようなわかりやすい名前を付け、別のアカウントに使い回さないでください。 - パスを毎回入力しなくて済むよう、各コマンドを小さなスクリプトとして保存します。
- 新しいアプリへのサインインは、ほかのアプリが起動していないときに行います。そうすれば、ブラウザがサインインを返す先のウィンドウが 1 つだけになります。
- 機密性の高い内容を貼り付ける前に、ウィンドウに表示されているアカウント名を確認します。
プロファイル管理アプリで問題を避ける
Switch は基本的に同じことを、より継続的な形で行います。各プロファイルは、Anthropic 純正の Claude Desktop を改変せずに開き、専用のデータフォルダを使わせます。Switch は起動前に Claude の署名を確認し、アプリにパッチを当てたり、再署名したり、ラップしたりすることはありません。
違いは、それぞれのアプリを取り巻く仕組みです。すべてのプロファイルに名前、16 色から選んだ色、専用の色付き Dock アイコンがあるので、どれがどのアカウントかひと目でわかります。各プロファイルには、Switch が起動していればどのアプリからでも使えるグローバルキーボードショートカットを設定できます。プロファイルは再起動後も設定されたままで、ワンクリックで開いているすべてのプロファイルを横に並べられます。各ウィンドウはプロファイルの色で縁取られます。詳しくはMac 向け Claude Desktop プロファイルをご覧ください。
複数起動しても変わらないこと
どの方法を使っても変わらないことが 1 つあります。各アカウントには、それぞれのプランと使用制限があります。複数のアカウントを使うのは別々の作業を分けておくためであり、使用量を増やすためではありません。制限を回避するためにアカウントを順番に使うと、Anthropic の利用規約に抵触するおそれがあります。
また、各インスタンスは通常の Claude Desktop と同じようにメモリを使うので、使っていないものは終了しておきましょう。各方法をより広く比較するには、Claude Desktop で複数アカウントを使う方法をご覧ください。